CHAPTER03
スタジオ収録と
オーケストラ編成の
舞台裏
- 長嶋
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メインテーマの楽曲構成が固まった後は、いよいよスタジオ収録となっていくわけですが。
- 坂本
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はい。楽譜を作成し、演奏家を集めるという段階に入りました。
- 長嶋
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ここで、坂本さんからは「この方々で編成したい」という非常に具体的なプランをいただいたと記憶しています。
- 坂本
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そうなんです。
今回のメインテーマはメロディが非常に際立つ曲なので、特に重要となる「フルート」と「オーボエ」に関しては、早い段階から「今回の曲に絶対に合う演奏家」を指名してスケジュールを押さえました。
- 長嶋
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差し支えなければ、今回どのような編成をされたのか、ぜひご紹介いただけますか?
- 坂本
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はい。まずフルートは、僕の作品で何度も演奏してくださっている高桑英世さんです。
僕は高桑さんの使う楽器の響きがとにかく大好きなんです。同じフルートでも楽器によって音色が全く変わるのですが、高桑さんのフルートは格別で。
さらに、深く豊かなビブラートをはじめ、素晴らしい表現力をお持ちです。
あと「めちゃくちゃ良い人」だということも重要で、現場をいつも和やかな空気にしてくださるんです。
「笛と名の付くものなら何でも吹ける」という方なので、実は、長嶋さんの笛のこだわりに応えるべく、当日はこっそり、あらゆる笛を準備いただいていました。
そしてオーボエは、こちらも何度もご一緒させていただいている最上峰行さんです。
今回の、作品の宿命を背負うメロディの一つを託すにあたっては、どうしても最上さんのオーボエが欲しかった。
まず、このお二人が軸として決まりました。
- 長嶋
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実際のスタジオ収録では、僕たちから「ここを変えてほしい」といったリテイクはほぼありませんでした。
坂本さん側で、現場のインスピレーションから細かくニュアンスを調整された部分はあったかと思いますが、全体の進行としては非常にスムーズだった印象です。
- 坂本
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今回お呼びした演奏家の方々は皆さんお付き合いが長いので、僕が「こういう音やニュアンスが好きだ」というのを完全に分かってくださっているんです。
そのため現場で「あれ、イメージと全然違うな」というズレが起きない。
そういった意味でも、まさに“最強のメンバー”で臨むことができたなと思っています。
- 長嶋
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メインテーマの締めくくりとして、これだけは伝えておきたい、というポイントはありますか?
- 坂本
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今回は本当に贅沢に、ものすごい規模の楽器を集めて収録させてもらいました。
弦楽器は、基本の編成をダブルにしたので、実質「8型」のストリングスになっています。
木管楽器もピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネットまで網羅していますし、長嶋さんから「大事にしてほしい」と言われていた金管楽器も、ホルン、トランペット、トロンボーンの収録をしました。
結果的に、総勢30名以上の大オーケストラ編成になったのですが、1曲のためにこれだけの人数を集めるというのは、現代のゲーム音楽シーンにおいて、とても贅沢なレコーディングだと思います。
- 長嶋
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本当に、スタジオで生演奏を聴いた時の大迫力には圧倒されました。
これをご覧になっているユーザーの皆様も、ぜひゲーム内のイントロムービーや、今後展開していくサウンドトラックで、この妥協なき大迫力のオーケストラサウンドをじっくりと聴いていただければと思います。