CHAPTER06

土地に
投資しやすくなって、
試合はもっと動き出した

罫線
長嶋

分かりました。
遊び勝手の変化はかなり見えてきましたね。
ほかに、今作ならではの特徴として感じることはありますか。

山田

土地を持て余すことが減って、『手軽に投資』、つまり土地レベルアップができるようになったことでしょうか。
そういうバランスにしている、というところもあります。

春木場

そういう意味では、体験会に来られた方の反応としても、『土地レベルを上げやすくなった』という感想は多かったですね。
土地のレベルを上げてから属性を変えるか、先に属性を変えてから上げるか、みたいなことも選べるようになっていますよね。

神宮

地形変化のコストを、レベルによらず一律にしたからですね。
これについては、かなり根っこの部分なので、抵抗がある人もいるとは思うんですけど。
そこは実際に遊んでみて体感してほしい、というところはあります。

長嶋

なるほど。
『あとで属性変更してもいい』ということも含めて、とにかく土地に対して積極的に投資していこう、という優先度が上がった、ということですね。
これが『ビギンズ』ならではの遊び方というか、特徴になりますでしょうか。

内容画像
山田

レベルをバーンと上げやすくなっている感じはありますね。
要するに、あとで取り返しがつかなくなる、ということがなくなったのも大きいんです。
だから、これもある意味では初心者の人に寄与しているのかなと思っています。

神宮

先にレベルを上げちゃって、あとで属性を変えたとしても、損がないので、『あ、間違っちゃった』が起きにくいんですよね。

あと、後半の逆転劇も起こりやすくなりましたね。
それこそレベル4の敵土地を奪って、それを地形変化したら、一気に状況が動くこともあります。

山田

ありますね。
それでもう『たぶん次でゴール』みたいなこともある。
気持ちとして、侵略に行きやすくなった感じはあります。

遊佐

カルドセプトって、見た目の印象よりは、実はそこまでバトルが多いゲームじゃなくて、1試合で5〜6回くらいしか戦闘が起きないこともあったりするんです。
でも今作は、割と戦闘が多めに起きる可能性はあるんじゃないかなと思います。

長嶋

それって、なぜ過去作ではそんなに起きなかったんですか。

神宮

さっきの話にもつながるんですけど、取った領地を連鎖に組み込みづらかったので、あまり奪う価値が高くなかったんです。
相手を落とす効果はあるけれど、自分の力を上げることにはなかなか使いづらい、というか。
でも今回は、ちゃんとクリーチャーを出してコストをかけて奪っても、それを自分の総魔力や連鎖に組み入れられる可能性が高くなったので、戦闘するインセンティブはかなり上がったんじゃないかなと思います。
昔は、総合的に見るとコストパフォーマンスが悪かったんですよね。
高い土地を取ろうとすれば、それだけアイテムも使わなきゃいけないし、いろいろ消耗も大きかったので。

長嶋

なるほど。
『取りづらい』というより、『コスパが悪かった』ということですね。

山田

そうですね。
でも今は、『取ればすぐ属性を変えられるな』と思うと、取りに行く気持ちも出てきますよね。

長嶋

当初から思い描いていた『序盤・中盤・終盤の流れ』みたいなものがあったと思うんですが、実際に完成したバランスは、そのイメージに近いものになりましたか。

神宮

はい、それぞれ、いろんな観点から調整が入っていって、結果として実際にプレイしてみたら、『あ、いい感じになってるな』という感覚です。

山田

『思った通りになったか』と言われると、むしろ思ったより良くなった、という感じかもしれません。
最初からこの完成形まで見えていたわけではないけれど、実際に遊んでみたら、目指していた体感にちゃんと着地した感じですね。

長嶋

逆に、途中で『これはやっぱり違うな』となって、やめたこと、調整したこと、諦めたこと、みたいなのはありますか。

春木場

それで言うと、ラウンドゲインですかね。
当初から結構やっていたのが、『3DS版』と『リボルト』を見比べて、最新作である『リボルト』側で試みられていた改善を、どこまで今回取り入れるか、という整理だったんで。

山田

ラウンドゲインというのは、初めて聞く人向けに言うと、ターンのはじめに、少額の『お給料』みたいな形で魔力が入る仕組みのことですね。
3DS版を改めてプレイしたときにカルドセプトってお小遣いをうまく配分するゲームでもあるので、常にジャブジャブ魔力がある状態だけじゃなく節約しないとって思える瞬間も大事だなと実感することがあって。最終的にはなしになりました。

遊佐

魔力がカツカツにならないようにうまく立ち回るっていうのも大事な面白さでもあるので、微調整ではありますけど、こだわったところです。

神宮

リボルトでは自分で入れた機能なので1から10までは否定できないんですが、今作では他の部分で魔力調整がされているので総合的に考えてなくてもいいんじゃないかなとなりましたね。
あとはラウンドゲインというルールの説明が1つ減るので、初心者の人にはハードルが下がることにもつながるかなと。